フリーランスとして働く以上、仕事が途切れたり、案件がなくなるという事態は避けたいですよね。
また、フリーランスとして駆け出しのころはなかなか案件を獲得することができなくて悩む人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では仕事がなくなる原因や、その対処法、案件獲得のための方法などを解説しています。
フリーランスとしての仕事が途切れてしまう・案件を獲得できない原因
フリーランスとして案件を獲得したものの、継続案件に繋げられなかったり、途切れてしまう原因はいくつか考えられます。
①スキルや知識の不足
案件を獲得できない・案件を獲得したが継続して依頼を受けることができなかった場合、自分のスキルや知識、実績が足りないと思われた可能性があります。
納品物に不備があった
納品物が思っていた仕上がりではなかった
納期に間に合わなかった
やりとりのレスポンスが悪い…など
上記のような出来事が起こった場合、クライアントからの信頼を得ることができず、案件の継続を見送られてしまうかもしれません。
フリーランスを求めているクライアントは、即戦力になる人材を探しています。
クライアントが求めるクオリティを凌駕するような知識やスキルを身につけておくことで、仕事が途切れる不安を減らすことができるでしょう。
②案件の選定が狭すぎる
自分が受注したいと思う案件の条件を厳しくしすぎることで、自ら案件獲得のチャンスを狭めてしまっていることもあります。
フリーランスとして活動したばかりなのに高い報酬の案件ばかり狙っている
受ける条件を選定しすぎてそもそも案件に応募する数が少ない…など
選び抜いた案件に運よく採用されたとしても、実力不足でクライアントの要望に答えることができなければ、継続に繋げることは難しいでしょう。
継続して案件を受けたいのであれば受注案件の条件を少し緩め、柔軟に対応することも必要です。
③取引先の細分化がされていない
例えば1社と継続案件を契約していたとしましょう。なんらかの原因で取引先の経営が悪化したとします。経営が悪化したことで案件を発注できなくなり、契約を打ち切られる、という事態に陥るかもしれません。
このように不足の事態がいつ起こるかもわからないので、フリーランスの仕事を途切れさせないためには複数の取引先と関係を保っておくことも大切だといえます。
また、取引先と信頼関係を築くことで別の仕事を回してもらえたり、困っているときに声を掛けてもらえるということがあります。
仕事が少なくて困っている・仕事が途切れそうという人は、営業活動に力を入れることも必要です。
④自己アピールが足りていない
自身のアピールが足りていないことも、フリーランスの仕事が獲得できない原因のひとつとしてあげられます。
プロフィールの情報が不足している
クライアントの目に留まるようなPRになっていない
ポートフォリオの内容がごちゃごちゃ…など
まずはプロフィールの見直しをし、自身の魅力をアピールしてみましょう。
フリーランスの仕事が取れない・途切れそうな時の対処法
フリーランスの仕事が取れない・途切れそうになる原因がわかったら、そうならないための対策を行いましょう。
①営業活動の強化
さきほど少し触れましたが、営業活動の強化をすることで仕事がない状態からの脱却を計ることができます。具体的には以下の方法があげられます。
エージェントに登録
フリーランスとして活動している大体の人は、クラウドソーシングサイトに登録して案件を受けるところからスタートする人が多いかと思います。
クラウドソーシングサイトは自分で営業をかけていくのに対して、フリーランス向けの営業サイトは担当者が自分の実績や経験、スキルを考慮して仕事を紹介してくれたり、代わりに営業活動を行ってくれたりします。
このような悩みをお持ちの人は、ぜひフリーランス向けのエージェントサイトも利用してみてはいかがでしょうか?
身近なところへの声掛け
知人や友人、会社員時代の同僚などに声をかけることでも仕事がない状態から脱却することができるかもしれません。
もともとの知り合いならすでにある程度の信頼関係は築けているでしょうし、任せてもらえる仕事がないとしても、仕事を紹介してくれそうな人とめぐり合わせてくれることもあります。
まずは身近に仕事がないか聞いてみるのも脱却への方法のひとつです。
コミュニティ・セミナーへの参加
フリーランス向けのコミュニティやセミナー、勉強会などに参加してみるのも、営業活動の強化に繋がります。
セミナーや勉強会の主な目的はスキルアップや情報交換ですが、同時に人脈作りを行うことも可能です。
人脈を築くことで新たに仕事を紹介してもらえたり、紹介してもらった案件を遂行することで継続案件に繋がる、ということが起きることもあります。
②スキルアップ
単純に自分のスキルがクライアントの求める域に達していない場合や、周りのワーカーに比べてスキルが秀でていない場合など、さまざまな理由からスキルアップが必要になることがあるでしょう。
すでに案件をある程度受けることができているなら専門性を高めるためのスキルを追及したり、案件をまだ受けることができていないなら自分がなぜ案件を受けることができないのかを知るため情報収集をしてみましょう。
まずは客観的に自分を分析し、自分に足りないものを知ることが大切です。
③プロフィールやポートフォリオの見直し
逆にスキルがあるのに案件をなかなか取ることができない場合、職務経歴書やスキルシートなどのプロフィールを見直すことで改善に繋がる場合もあります。
同時にポートフォリオの見直しも行い、クライアントが見やすく・わかりやすいことを念頭に、自身のスキルや経験をアピールできる内容に作り変えましょう。
④信頼関係の強化
新しい人脈をつくることも大切ですが、いま関係を持っているクライアントとの信頼関係を強化することも仕事がない状態からの脱却に繋がります。
納期ギリギリの納品をせず余裕を持って納品する
連絡のレスポンスをテンポよく
丁寧な言葉遣いを心がける
クオリティの高い成果物を納品する…など
ささいな心遣いひとつで信頼関係はどんどん高くなっていきます。
自分ができることから取り入れていくようにしましょう。
仕事がない時に気をつけたいこと
仕事がないとあせりますよね。そんな時にしがちなのが単価の低い仕事ばかり受けるor単価を下げてしまうということです。
単価を下げることで案件獲得数が増えるかもしれませんが、自身の仕事の相場を自ら下げることによって、次回以降も同じ単価で仕事を任されることに繋がってしまうかもしれません。
また案件数は増えても単価が下がったことで、今までと同じ作業量なのに収入が減った・時間だけ余計にとられるといった事態に陥る可能性もあります。
単価の低い仕事を受ける際や、単価を下げる必要がある際は、ほんとうにそれが正しい判断なのかをしっかり吟味して行うように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まずはなぜ仕事が途切れそうになるのか原因を突き止め、
原因にあった対処を行うことが仕事がない状態からの脱却に繋がります。
仕事がない不安に押しつぶされそうになるかもしれませんが、
あせらずひとつずつ解決していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。