フリーランス経理は、自由な働き方を選択し、個々のスキルを活かして仕事を受けられます。
フリーランスの経理として働くには、どんなスキル・経験が必要になるのか、どんな働き方ができるのか気になっている方も多いでしょう。
そこで今回は、フリーランスの経理としてキャリアを積んでいくために必要なスキルや活躍できる場面について解説してきますので、ぜひ参考にしてください!
フリーランスの経理とは?
まず、フリランスの仕事内容や年収、働き方など、実際にフリーランスとして経理の仕事が具体的にどんな感じなのか紹介していきます。
フリーランス経理の仕事内容
まずは、フリーランス経理の仕事内容ですが、働き方に関係なく「会社のお金を管理する」のが仕事です。
会社のお金を管理することに関係する業務が、フリーランス経理の仕事の中心です。
- 決算業務
- 税務(伝票や領収書の整理を含む)
- 資産や債務の管理(売掛金と買掛金の管理を含む)
- 会計(財務会計と管理会計)
- 給与計算
- 年末調整に関係する業務 など
請求に関係する業務や給与計算などお金に関することをまとめて経理が担当している場合があります。
会社員と同じような仕事を、フリーランスの経理も行っていくのが一般的です。
フリーランスになると、企業の経理のコアな部分は担当できないかもしれませんが、業務のアウトソーシング化が進んでいる中で経理業務の一部を外注する企業が増えており、フリーランスの経理として活躍できる可能性は十分にあります。
自己のスキルを最大限に活かし、多様な業界や企業との接点を持つことができる仕事でしょう。
フリーランス経理の年収は?
日本におけるフリーランス経理の年収はおよそ400万円から800万円程度と言われています。
また、フリーランスとして当たり前ですが、案件を獲得する能力も収入に大きく影響します。
フリーランス経理の働き方
フリーランス経理の働き方は様々で、仕事の取り方や働き方も自由です。
フリーランスの経理には下記の能力が求められます。
- 自分自身で仕事を探す
- 自身で契約を結ぶ
- 自分のスケジュール管理
通常の社員とは異なり、自宅やカフェ、共有オフィスなどで働くことができ、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができます。
一方、自分自身で業務の進行を管理しなければならないだけではなく、クライアントとの交渉なども自分自身で行わなければなりません!
フリーランス経理に求められるスキルと経験
フリーランス経理に求められるスキルと経験の基本的な部分は、会社で経理を担当する場合と共通しています。
どんなスキルと経験があれば、フリーランス経理として活躍できるのかについて解説していきます。
経理の専門知識
まず、経理の専門知識は欠かせません。
経理の専門知識がない状態で仕事を請け負ってこなすのは至難の業です。そもそも、仕事を受注することはできません。
経理の専門知識の指標として、日商簿記検定2級に合格できるレベルの知識を持っていれば、独立してからもやっていけるでしょう。
経理の実務経験
経理の専門知識だけでなく、実務経験の有無が重要です。
経理の実務経験がほとんどない人に依頼するほど不安なことはありません!
会社の経理部門で一定期間働いた実績があれば、依頼者側にも安心して任せてもらえるでしょう。
目安としては、3年間の実務経験があると安心でしょう。
コミュニケーション能力
フリーランスの経理は、事務作業を完璧にこなすだけでは成功できません!
コミュニケーション能力は、必ず必要でしょう。
仕事を継続的に獲得するためには、クライアントから「この人とずっと仕事をしたい」と思ってもらえうことが必要です。
- 接していて心地よくない
- レスポンスが遅すぎる
上記のようなマイナス要素があると「他の人にお願いしよう」となってしまうでしょう。
自己管理能力
会社に勤めている間は、月曜日から金曜日まで、10時に出社して18時に退社するなど、一定のリズムがあります。
フリーランスになると、基本的に自分で自分のマネージングをしなければなりません。
仕事を請け負い過ぎると締め切りに間に合わなくなってしまったり、締め切りのために無理をしてしまったり、など大変な思いをする羽目になります。
体調管理もかなり重要で、健康を損なってしまうと働けず、働けない期間は無収入になってしまいます。
営業スキル
営業スキルの有無が、どれくらい稼げるか決定づけます。
好待遇の案件が上手く取れれば、それだけで年収は一気に上がります。
会社員として経理を担当していると「営業」という要素に目を向けることがないかもしれませんが、フリーランスになれば営業スキルが重要です。
フリーランス経理が活躍できる場面
フリーランスの経理として活躍できる場面はいろいろあります。
どような形で仕事ができるかを紹介していきます。
元いた会社と業務委託契約を結んで働く
元いた会社と業務委託契約を結んで働くパターンはけっこうあります。
業務委託契約とは・・・企業が社内で行っている業務の一部を外部の会社や人に委託するときに結ぶ契約形態のこと。
働き方を変える目的で一度は退職し、業務委託契約を結んでフリーランスとして引き続きその会社の経理を担当するというスタイルもオススメです。
企業と業務委託契約を結んで働く
経理ができる人材を探している会社はたくさんあります。
下記の方法で、企業への応募ができます。
- 企業へ直接応募
- 求人サイトに応募
- エージェント経由で応募
業務委託契約は雇用契約ではないので、複数の会社と契約して働くことが可能です。
業務に対して報酬が支払われる契約であれば、いつ働くか自分で自由に決められます。
会社に常駐して働く
フリーランスになって在宅で働くこともできますが、会社に常駐して働くことも可能です。
企業常駐型案件の中から仕事を選べば、会社に常駐して働けます。
自分にあった働き方を選択できるでしょう。
オンラインアシスタントとして活動する
経理の知識と経験を活かして、オンラインアシスタントとして活動できます。
オンラインアシスタントとは・・・
経理代行やオンライン秘書サービスを提供する会社のスタッフとして登録して、クライアントのバックオフィス業務をサポートします。
オンラインアシスタントの業務は多岐にわたります。
- 請求書の発行や管理のお手伝い
- 伝票の整理
- スケジュール管理
- チケットの手配
- メール対応 など
フリーランス経理におすすめの求人サイト・マッチングサービス
フリーランスの経理の活動における最初の一歩が求人情報の選択です。
フリーランスの経理におすすめの求人情報が掲載されているサイトを紹介していきます。
フジ子さん
「フジ子さん」は、完全在宅のオンラインアシスタントサービス。
インターネット上でクライアントの各種業務をサポートしてくれます。
サービスリンク:https://fujiko-san.com
サービスの特徴
- 完全在宅OK
- 勤務日時や時間を自由に調整
- 事務書類・データ作成からWebデザインなどの専門分野まで業務内容は幅広い
- チーム体制だから在宅ワーク初めてでも安心
掲載求人地域
全国どこからでも勤務可能
掲載案件職種
- 経理、会計
- 事務
- 翻訳
- データ入力
- ライター
- Webサイト制作
生活スタイルの変化やライフイベントに合わせて勤務時間の調整できる点が好評です。
利用者が多く職種や案件数も豊富な分、不採用率も高いのが懸念点でしょう。
メリービズ
「メリービズ」は、オンライン経理アウトソーシング「バーチャル経理アシスタント」を提供するサービスです。
サービスリンク:https://merrybiz.jp/
サービスの特徴
- リモートワークによる時間や場所の自由度が高い
- 多様な業務を経験できスキルアップ可能
- ワーカーのサポート体制が安心
掲載求人地域
全国どこからでも勤務可能
掲載案件職種
経理業務
Waris
広報やマーケティング、HRなどビジネス系プロフェッショナル領域の仕事ニーズと女性フリーランスをマッチングするサービスです。
サービスリンク:https://waris.co.jp/
サービスの特徴・ポイント
- 案件が幅広い
- 週1やリモート案件も豊富
- 柔軟な働き方に理解が強い企業の登録が多い
掲載求人地域
全国どこからでも勤務可能
掲載案件職種
- 経営企画
- マーケティング
- 広報
- 人事
- 経理・財務
- 事務系総合 など
専任カウンセラーが丁寧にサポートしてくれて安心のサービスです!
女性向けの案件が多いため、社会復帰する女性に特にオススメです。
最後に
会社で経理を担当していて十分なスキルと経験を持っていれば、フリーランスになっても活動の機会はたくさんあります!
フリーランスになると、今以上にコミュニケーション能力や自己管理能力、営業スキルが求められます。
フリーランスになることの全体像を理解したうえで、今後の働き方をについて検討していくことをオススメいたします。
「独学でスキルをつけるのは難しそう…」
「1人で副業フリーランスを始めるのは不安」
中々1歩を踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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