フリーランスとして働いていこうと考えた時に、年収は気になるポイントでしょう。
フリーランスの年収は、働くことに決めた業界や職種によって左右されるといっても過言ではありません!
今回は、フリーランスの年収モデルと稼いでいくために意識していくことについて解説していきます!
ぜひ、フリーランスとしての働き方について悩んでいる方は参考にしてください!
フリーランスの職種別年収モデル
フリーランスの職種別の平均年収は下記の通りです。
全体の年収 | 298.7万円 |
サービス業 | 298.7万円 |
運輸・通信関連 | 230.3万円 |
生産工程・労務職 | 289.5万円 |
管理職 | 326.1万円 |
事務職 | 274.7万円 |
営業・販売職 | 318.2万円 |
専門職・技術職TOTA | 325.0万円 |
建築・土木・測量技術者 | 368.9万円 |
ソフトウェア・インターネット関連技術者 | 370.7万円 |
クリエイティブ職/美術家・写真家・デザイナー | 340.9万円 |
その他の専門的・技術的職業 | 240.4万円 |
その他の職業 | 276.8万円 |
だいたい300万円くらいが平均と言えます。
フリーランスの平均労働時間
平均年収だけではなく、フリーランスの平均労働時間についても理解しておきましょう。
会社員として仕事をしながら副業を営んでいる場合・・・
- 月の平均時間は30時間
- 平均稼働日数は9日
1日あたり計算すると、平日は2.5時間、週末は4.4時間の稼働。
会社に属さずフリーランスとして活動している場合・・・
- 月平均が162時間
- 1日の労働時間の平均は7.91時間
フリーランスの1日の平均労働時間は、フリーランスによって大きく異なります。
フリーランスの1日の労働時間
2時間未満 | 1.90% |
2時間 | 3.10% |
3時間 | 5.30% |
4時間 | 5.30% |
5時間 | 12.90% |
6時間 | 14.80% |
7時間 | 8.50% |
8時間 | 23.90% |
9時間 | 3.80% |
10時間 | 12.00% |
11時間 | 0.30% |
12時間以上 | 8.50% |
上記の表から分かるように、会社員として働いていた頃と同じくらいの時間働いているフリーランスもいれば、1日あたり3~4時間だけ稼働するフリーランス、12時間以上の長時間労働を繰り返すフリーランスなど、働き方は様々であることがわかりました。
フリーランスが「休みの日をどのように設定しているか」については、下記の通りでした。
- 全体の3割が土日・祝日休み
- 約7割が不定休
- 「休みの日をつくっていない」フリーランスも
フリーランスの平均年収の捉え方
フリーランスの平均年収の意味をどのように捉えていくのが良いかについて解説していきます。
業種の報酬水準がわかる
平均年収を調べると、業種の報酬水準がわかります。
例えば・・・
事務系や物書き系よりも、ITエンジニアやAIに関係するテクノロジー系の報酬がほかの業種と比較すると、かなり水準が高いです。
目指す働き方や希望年収を考えてみる
目指す働き方や希望年収は人によって異なります。
フリーランスの平均年収は、いろいろな価値観・いろいろな働き方の年収を引っくるめて計算されています。
【どんな働き方・考え方があるか】
- とにかく限界まで働いて稼ぎたい
- 最初の数年は赤字覚悟で、だんだんと収入をUPしていきたい
- ライフワークバランスを重視したい
- お金よりも自分らしい働き方を重視している
- 配偶者が高収入なので、自分はお小遣い程度の稼ぎでいい
などいろいろな考え方のフリーランスがいます。
平均年収を参考にし、自分のビジョンを描く
平均年収を参考にしつつ、自分が働いた際のビジョンを描いていきましょう。
【フリーランスになるにあたって検討しておくべきこと】
- どの業種で活動するか
- その業種で勝負できるスキルと経験があるか
- 自分の蓄えと貯金の可否
- どんな働き方をしていくか
フリーランスとして稼働を始める前の段階では、自分のビジョンを描くのは難しいと感じるかもしれません。
ですが、想像できる範囲で自分のビジョンを描いていくといいでしょう!
フリーランスの年収をUPのために意識すること
フリーランスの年収をUPするために意識しておくべきことには、下記があります。
粗利率の高い業界か
会社員にしても、フリーランスにしても、稼げるかどうかは「どの業界で働くか」によってある程度決まってきます。
大きなお金が動く業界は平均年収が高く、小売やサービス業はそれほど年収に期待はできません。
成長性があり投資が集まりやすい業界の年収水準は高くなりやすく、逆に斜陽産業では高年収を期待するのは難しくなります。
選ぶ業界により年収が変わってくるため、フリーランスとして稼いでいくためには「業界選び」が重要です。
【年収が高い業界の例】
- 金融
- 保険
- 総合商社
- IT・通信
- メディカル
- 不動産
- 建設
- メーカー
- メディア・広告
- 教育
専門性のある / 拡張性のある職種かどうか
案件単価が高くなりやすい職種の傾向は、専門性と拡張性の二軸が鍵を握っています。
専門性:特定のスキルや経験を持っていないとできないこと
拡張性:一度に多人数を相手にサービスを届けることができること
拡張性のある仕事とは・・・?
- 塾講師:先生一人 対 生徒数(オンライン配信なら無限)
- YouTuber
- ライバー(アプリで動画や音声配信)
一度に要する労力はあまり変わらずに、顧客が増えれば増えるほど収益が積み上がるビジネスモデルであれば、稼いでいける可能性が高くなっていきます!
時給換算して高単価であるかどうか
同じ業界・職種でも、フリーランスごとに報酬単価は大きく異なります。
フリーランスの単価を決める要素は・・・?
- 過去の実績
- 過去の信用
- 現在のスキルレベル
- 仕事の難易度
- 工数
- 成果の度合い
いくら案件単価が高額であっても、その仕事を完了するのに使った時間で換算すると、時給が1,000円以下になるケースは高単価とは言えないでしょう。
フリーランスが案件を受注する際は、【案件単価 ÷ 工数 = 時給いくらか?】で、時給を計算し、生産的に、効率よく仕事を進められているかチェックしておきましょう!
稼働時間を効率的に確保できるか
フリーランスは稼働時間によって年収が上下します。
案件ごとの単価で働く場合、「働く時間=もらえるお金」とはなりません!
いかに効率的に、短い時間で案件をこなしていけるかが、収入UPに重要なポイントです!
最後に
今回は、フリーランスの年収モデルと年収をUPするために意識すべきことを解説してきました。
様々な考え方のフリーランスがいるため、フリーランスの年収にはバラつきがあります。
フリーランスの年収モデルはあくまで参考にしつつ、自分なりの働き方を見つけていきましょう。
ぜひ、参考にしてください!
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