絵を描くことが好きだったり、得意だという人におすすめの職種「フリーランスイラストレーター」
在宅で仕事を行うことができたり、自分のペースで作業を進めることができるという点でも人気の職種のひとつです。
しかし、実際フリーランスイラストレーターになるにはどうしたら良いかわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事ではフリーランスイラストレーターになるための手順やポイント、案件獲得に必要なスキルなどを紹介しています。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
フリーランスイラストレーターってどんな仕事?
お菓子のパッケージやポスター、本の挿絵やキャラデザインなど、フリーランスイラストレーターの仕事はさまざまです。
また、企業やクライアントから業務委託を受け、制作から納品までをひとりで行う必要があります。
ひとりで完結すると言っても、企業やクライアントが求めるニーズやデザイン像をしっかり把握し、お互いの考えをしっかり擦り合わせてから作業に入らないと修正に手間取ることもあるので、ある程度のコミュニケーションスキルや相手の考えを読み取る力も必要だったりします。
フリーランスイラストレーターになるには
実績や作品もなく、いきなり今日からフリーランスイラストレーターです!というわけにもいきません。
フリーランスイラストレーターになるためにはイラストを描く技術やソフトの操作などを行う必要があるため、しっかりした下準備が必要です。
①ポートフォリオ
まずはじめにポートフォリオを制作する必要があります。
ポートフォリオとは自身の作品集のことです。
ただ闇雲に自分の作品をまとめるのではなく、企業やクライアントに
自身のどんなところをアピールしたいのか
自身の得意なことはなにか
自分はどんな人となりか
など自分の良いところを効率的に伝えるために作品を厳選し、一貫性を持たせて制作する必要があります。
イラストのジャンルごとにポートフォリオを作ったり、総集編としてさまざまなジャンルの代表作をまとめたポートフォリオを作っておくなどしておくと慌てずにすむでしょう。
②イラストツール(ソフトウェア)の知識・操作
よく使われている・案件募集の条件に入っているツールはClip StudioやAdobe Photoshopが多いです。
初めから有料ツールを使用するのは厳しいという人は、無料のイラストツールもあります。
ツールによって多少の操作の違いはありますが、大体の使い方は一緒なので、先にそちらを利用して操作や知識を身につけるという方法も良いでしょう。
③技術力の向上
フリーランスイラストレーターとして活躍するためにはオリジナリティ溢れるイラストで自身の魅力をアピールすることも必要です。
そのためには基本的な技術力はもちろん、常に新しい視点から作品を考えられる知識が必要です。
普段から自身の技術力や知識を高めるための努力や、見聞を広げるための行動を心がけましょう。
フリーランスイラストレーターの案件はどこでさがすのか
フリーランスイラストレーターの案件は主に下記の方法で探すことができます。
①知人からの紹介
初めてフリーランスイラストレーターとして活動する場合、知人からの紹介で案件を回してもらう人も意外と多いです。
以前勤めていた会社の同僚や上司、プライベートの知人など意外なところから案件が舞い込んでくるかもしれません。
実績をどんどん積むためにも、自身がイラストの仕事を求めていることを周りに積極的に話していきましょう。
②クラウドソーシングサイト
効率的にさまざまな案件を探すため、クラウドソーシングサイトに登録するという人も多いのではないでしょうか。
クラウドソーシングサイトとは業務委託先を探している企業やクライアントと、案件を探しているワーカーを繋ぐサイトのことです。
色々なジャンルの案件が取り揃っており、初心者OKの案件などもあります。
契約が成立してからクライアントがサイトに仮払い→納品→検収完了後、ワーカーへ支払い
など、クライアントの間にサイトが介入することで
案件費の未払いや納品の未納を防ぐことができるという利点もあります。
手数料はかかりますが、フリーランスイラストレーターとして実績を積む段階のうちはクラウドソーシングサイトを利用すると良いでしょう。
③エージェントサイト
クラウドソーシングサイトと似ている部分もありますが、どちらかというとエージェントサイトは継続案件を求める人向けといえます。
クラウドソーシングサイトと違い、スキルシートの記入があったり、実務年数の条件があるサイトもあります。
ある程度実績を積むことができたら登録してみてはいかがでしょうか。
フリーランスイラストレーターとして活躍するためにはSNSを使ったマーケティングも効果的
フリーランスイラストレーターとして活躍するためには自身のイラストや技術をアピールすることも必要です。
ネット社会が浸透している近年では、企業でもマーケティングにSNSなどを取り入れているくらいです。
1件でもバズれば自身の作品が数万、数十万人の人々の目に止まることになります。
SNSアカウントは個人でも開設することができるので、使わない手はないでしょう。
また、フォロワーが増えることによって企業から声をかけられることも少なくありません。
ポートフォリオの一環として、定期的にSNSの更新を心がけることも必要です。
SNS以外のマーケティング方法
SNSを用いたマーケティング以外の方法もいくつか紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
①イラスト投稿サイト
pixiv(ピクシブ)などのイラスト投稿サイトに、自身の作品を投稿することでも宣伝効果を得ることができます。
pixivはプロの漫画家やイラストレーターも利用するイラスト投稿のSNSです。
イラストが好きという人がたくさん訪れるサイトなので、ぜひ投稿して自身の作品を宣伝してみてはいかがでしょうか。
②イラストダウンロード系サイト
イラストACなどの無料イラストダウンロードサイトに投稿することでもマーケティング効果を得ることができます。
イラストACとは、利用者が無料でイラストをダウンロードし、利用することができるサイトです。
自身が投稿したイラストがダウンロードされるたびに数円分のポイントが入るので、収益化も可能というところが嬉しいですよね。
自身の作品のダウンロード数が多ければ多いほどトップページに載る機会が増えますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
フリーランスイラストレーターになるための手順やポイント、案件獲得に必要なスキルなどを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
フリーランスイラストレーターになるためにはまず下準備をしっかりし基盤を固めることが大事です。
また、フリーランスイラストレーターとして活躍するためには技術力やコミュニケーション能力以外にマーケティング能力も必要になってきます。
拡散という点においてはSNSに勝るものはありません。
SNS×イラスト投稿サイト
など、2つのサイトを組み合わせて宣伝することも効果的でしょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!