子どもが小学生になると、作業できる時間が減ってしまうため、仕事を続けることが難しくなると言われています。
作業ができないとできる仕事量も減ってしまうため、収入が減る可能性も。
小学生になると仕事と家事・育児を両立するうえで問題はありますが、できないわけではありません。
今回は小1の壁といわれる小学校入学に伴う、仕事の問題と解決策について詳しく解説します。
小1の壁の問題点4つ
「小1の壁」というだけあって、子どもが小学生になると仕事と家事・育児の両立に悩む人が多くなると思います。
登下校の時間によって作業時間が確保できないことをイメージしがちかもしれませんが、ほかにも問題はあるのです。
まずはどのような問題があるのか、詳しく解説します。
1.すぐに帰ってくるため作業時間が確保できない
子どもが小学生になっていちばん悩むのは、学校にいる時間が短く、すぐに家に帰ってくることでしょう。
保育園であれば朝早くから夕方まで預かってもらえるので、働く時間がしっかりと確保できます。
しかし、小学生になると時間割によって早ければ13時台、遅くても15時台に帰ってくるため、ゆっくり働けません。
始業時間や学校までの距離によっては保育園のときよりも登校時間が遅くなるため、より就業時間が短くなってしまうでしょう。
働く時間が短くなると、受注できる仕事量が減ってしまうため、収入も減ってしまいます。
そのため、どうやって時間を確保していくかがカギになるのです。
2.子どもが新しい環境に慣れるのに時間がかかる
小学生になると保育園と違い、机に座って勉強をしたり、言われたとおりに自分で動いたりしなければなりません。
それまではやってもらえる環境でしたが、自分から動いていかなければならないため、慣れるまでは子どもも戸惑うことがあるでしょう。
ずっと一緒だった友達から新しい友達に変わっていくため、人間関係にも悩むかもしれません。
そのため、入学して最初の頃は体力的にも、精神的にも疲れやすく、子どものケアをしてあげる必要があります。
そのことで親が悩んだり、じっくり向き合う時間をうまく作ったりするのに苦労することがあります。
3.平日に親が参加する行事がある
保育園や幼稚園でも親の参加する行事はありますが、小学生になると授業参観や学習発表会が平日に行われます。
そのため、企業在中案件やリモート会議がある仕事などは、調整をしなくてはいけません。
調整が多くなると仕事の進捗状況や受注量など、しっかり計画を立てなければミスにつながることも。
家族の予定と仕事の計画を両立させることで頭が回らず、特に計画を立てることが苦手な人は疲れてしまうでしょう。
4.子どもが家でゆっくりする時間がなくなる
学童に行かせた場合、地域によりますが学童で宿題をみてもらえないところもあります。
そのため、夕方帰ってきて夕飯を済ませ、お風呂に入り宿題をするとなると、21時を回ってしまい寝る時間も遅くなるでしょう。
子どもも眠い時間に宿題をすると集中力が持たず、ダラダラしてしまいますし、親も疲れているなか宿題を見てあげるのも大変です。
帰ってからご飯や宿題を済ませたら寝る時間になり、子どもは家でゆっくり過ごす時間がなくなってしまいます。
毎日ハードで疲れを貯めたり、体調を崩してしまうかもしれません。
また、夜に作業をしたくても子どもの宿題や次の日の準備をみてあげていると、遅い時間になり、思ったほど仕事も進まない可能性が大きいです。
小1の壁を乗り越える解決策
子どもが小学生になると仕事をする上で問題は出てきますが、働けないわけではありません。
次に仕事と家事・育児を両立できるように、小1の壁を乗り越える解決策について紹介します。
放課後は学童保育を利用する
小学校から下校後、学童保育に行ってもらい、仕事が終わるまで見てもらえます。
学童保育は民間と公立の2種類がありますが、数は公立のほうが多いです。
民間は料金が高いですが、英語や学校の勉強をしっかり教え、延長して夜までみてもらうこともできます。
公立は学校内や児童館などで行っており、勉強はみてもらえるとは限りませんが、学校の近くである場合が多く、お迎えに行きやすいですよ。
学校の友達とそのまま利用できるため、周りにいる友達と一緒に利用できますし、おやつも出るため、子どももゆっくり過ごせます。
しかし、学童によっては在宅勤務の場合は利用できないところもあるため、利用条件の確認は早めにしておきましょう。
家族で協力する
何かあったときにすぐに頼れる家族に相談しておくことも大切です。
病気になったときや帰ってから1〜2時間だけみてもらうだけでも、仕事の時間は確保できますし、慌てずに済みます。
祖父母が就業している場合は夕飯だけお世話になるという手もあり、それだけでも夕食作りの時間を浮かせられますよ。
子どもも安心して話せる相手が周りに多くいるほうが、新しい環境での不安や悩みを打ち明けやすいでしょう。
なかには小学校入学に向けて夫婦で転職を考え、リモートワークやフレックスタイム制の仕事に変えた方もいますよ。
働く時間や仕事量を変えてみる
自分の働き方を小学校入学に向けて見直していくと、焦ることなく働けるでしょう。
例えば、これまで1日働いていた時間を午前は仕事をし、午後は子どもとの時間に変え、不足分は朝や夜、土日に回していく方法があります。
時間の変更が難しければ、学童を週に数回利用して仕事と子どもの時間をしっかりとることもできます。
また、収入が大きく減らないように受注している仕事を単価の高いものに変え、仕事量を減らしていくとよいでしょう。
時間に余裕がないとイライラや仕事のミスにつながるため、働き方は一度見直すとよいですよ。
自由に働き方を変えられるのがフリーランスの魅力でもあるので、フリーランスのメリットを活用していきましょう。
家事を時短できるようにする
家事のやり方を変えて時短していくと、時間を節約して作業時間を確保できますよ。
例えば、時間があるときに野菜をカットしておいたり、カットされているものを買ったりすると毎日の夕飯づくりが簡単になります。
きついときにはデリバリーを活用するのもよいでしょう。
洗濯や掃除は機械に頼ると、自分でする手間を省くこともできます。
今はサブスクできるものが多く、出費が気になる場合にはレンタルすると抑えられますよ。
また、家事代行サービスを活用する方法もあり、代わりにやってもらっている間に仕事を進めていくことも可能です。
活用できるものは活用して、無理せずに両立していきましょう。
まとめ
子どもが小学校入学にともない、仕事の時間を確保したり、子どものメンタルケアをしたり、両立が難しくなりますよね。
生活リズムが家族全体で大きく変わってしまいますが、学童や家事代行など活用できるものを利用しながら生活リズムを整えていけば、両立はできます。
家族全員で相談して協力し合いながら、乗り越えてくださいね。
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