そろそろ直接契約をして収入を増やしたいけど、どうしたら良いかわからないと悩んでいませんか?
直接契約はやり方がわかれば、長期の安定した契約や収入アップが期待できます。
しかし、やり方を間違えるとトラブルにつながる危険性も。
この記事では、フリーランスが直接契約をするメリットやデメリット、直接契約を結ぶ方法を紹介します。
フリーランスが直接契約を結ぶメリット
なぜ、フリーランスは直接契約を結ぶ方が良いのでしょうか。
1人で仕事ができ、人間関係に悩みにくいのがフリーランスのメリットです。
しかし、クライアントと会うことはフリーランスで生活するときに、仕事をしやすくしてくれます。
生活や仕事に関わる直接契約について、詳しく解説していきます。
手数料がかからないためすべてが収入になる
フリーランスが直接契約する1番のメリットは、仲介業者がいないため収入がすべて自分のものになる点です。
クラウドソーシングを利用すると仲介業者がいるため、未払いや支払いの遅れなどのトラブルに対応してもらえます。
しかし、仲介している分、手数料もとられてしまいます。
たった数%の手数料だとしても、生活できるくらい稼ごうと考えた場合、数万円が引かれてしまうことに。
少しでも多く稼ぎたいと考えている場合には、手数料のかからない直接契約がおすすめです。
細かい要望を直接伝えて交渉できる
直接交渉できるため、勤務時間や単価などの細かい内容を交渉できます。
クラウドソーシングは、仕事内容がクライアント主導ですでに決められているため、それにこちらが合わせていかなければいけません。
しかし、直接交渉は自分の能力に応じて正しい評価がされていないと感じれば、単価交渉できるため、収入アップも可能です。
勤務時間や納品期日、仕事内容を直接話して確認できると、すれ違いもなくなり、トラブル回避にも繋がります。
信頼関係が深まる
直接クライアントと顔を合わせて話をすることで、相手からの信頼も厚くなります。
ネット上のやりとりだけで仕事ができる点はフリーランスの魅力ですが、長期契約を考えると、デメリットに。
長く一緒に働く相手だからこそ、信頼のおける人と仕事をしたいと考えるのが普通です。
ネット上だと顔がわからず、もしかすると偽名の可能性もあり、仕事の安全性に欠けます。
直接会うことで信頼関係が深まれば、大きなトラブルの回避や仕事の継続依頼にも繋がるでしょう。
フリーランスが直接契約を結ぶデメリット
直接契約を結ぶことはメリットが大きいですが、それだけではありません。
残念ながらデメリットもあるため知っておき、自分が直接交渉に向いているか確認材料にしてみてください。
では、フリーランスが直接契約を結ぶデメリットについて解説します。
自分で営業しなければならない
直接契約する場合には、クライアントを自分で探す必要があり、営業が重要になってきます。
しかし、自己アピールが不得意な人やコミュニケーションが苦手な人にとっては、つらい時間になるかもしれません。
営業する際は時間が必要になるため、仕事の時間も減ってしまいます。
仕事の時間を減らしても営業がうまくいかないこともあり、仕事がそのまま収入になるフリーランスにとって、時間をとられるのは痛手です。
営業に不安がある場合には、自己アピール方法を勉強したり、直接契約に必要な準備を少しずつ進めたり、できる準備をしておくと、安心ですよ。
事務手続きが多くて大変
直接契約を結ぶ際は契約書が必要になりますが、初めての場合は作成が大変です。
作成時間が必要であったり、初めてであれば内容を調べながら抜けがないように確認も必要になります。
また、交渉の結果、契約書の内容に変更があれば修正し、もう一度クライアントに提示する必要もあります。
クライアントが契約書を提示した場合には、隅々まで確認し、問題がないか確認する時間が必要に。
判子やサイン、郵送といった事務手続きも自分ですべてしなければならず、大変な作業です。
フリーランスが直接契約を結ぶステップは5つ
実際に直接契約をする場合には、何をしたら良いのでしょうか。
初めてだと何から手をつければ良いのかわかりませんよね。
フリーランスが直接契約を結ぶ際の手順を、準備から契約まで解説します。
1.営業するクライアントを様々な方法で探す
まずは、営業するクライアントを求人サイトやSNSなどを使って探しましょう。
ライター仲間や会社員時代の人脈で、仕事の獲得も可能です。
このとき、自分のスキルに見合ったクライアントを探さなければ、仕事が受注できても出来上がったものに満足してもらえないことも。
クライアントに迷惑をかけるだけでなく、予定の金額を払ってもらえないことや継続してもらえないことにもなります。
自分にできることと、クライアントの求めていることをすり合わせて考えましょう。
また、大手企業はすでにライターを抱えている場合が多いため、新しい企業が営業の狙い目です。
クラウドソーシングを通すと、企業は仲介手数料を払わないといけないため、直接契約を好む傾向になります。
2.ポートフォリオを作成して自己アピールの準備をする
営業するクライアントを決めつつ、自己アピールのためのポートフォリオを作成しておきましょう。
自分のスキルを知ってもらうには、これまでの成果を見せるのがわかりやすく、相手も安心して依頼できます。
知ってもらうことで、スキルや仕事内容の認識のずれも防止できるため、トラブルの回避にも。
ポートフォリオを作成する際は、掲載予定の成果物は見直して必要であれば修正しておき、今の自分の実力に合ったものにしておくことも大切です。
3.業務委託契約書の作成
自分が不利にならないために、業務委託契約書を作成しましょう。
初めてだとよくわからないものですが、仲介業者がしていることを自分で作るということです。
業務委託契約書には、以下のような点を記載しておくべきです。
- 契約形態
- 仕事内容
- 契約期間
- 報酬や支払いについて
- 禁止事項
- 作成物の著作権
4.クライアントに連絡をとり面談をする
営業する相手を決め、ポートフォリオと契約書を作成したら準備は完了のため、相手に連絡をしましょう。
初めて連絡をとる場合には、電話のかけ方やマナーについて調べておくと、失礼な対応を回避でき、印象も良くなりますよ。
営業が苦手な場合には、しゃべる内容をある程度作成しておくと、焦らずに済みます。
また、面接の際は自己アピールも大事ですが、クライアントの要望も聞き出し、自分とマッチしているか確認も重要です。
5.契約書を交わす
クライアントと話がまとまったら、必ず業務委託契約書を交わしましょう。
クライアントによっては、業務委託契約書を使用せずに契約を交わすときもあります。
しかし、契約書を使用しなかったことで、納品後に支払いや納品物などに関してトラブルが発生してしまうことも。
実際、トラブルに発展し、損害賠償請求をされたフリーランスの人もいます。
あらかじめ、病気等で納期が遅れてしまう場合や納品物に問題があった場合などの対応について、双方が納得する取り決めをしておくことが大切です。
6.納品後に書類を送付する
問題なく納品出来たら、仕事はほぼ終了です。
しかし、終了後も支払いまでは連絡がとれるように、連絡先を残しておくのは大切です。
支払い後も領収書が欲しいというクライアントもいるため、必要に応じて書類を準備して送付します。
大きな仕事ではないですが、事務作業が最後まであることは覚えておきましょう。
最後まで丁寧なやりとりをすれば、相手の印象も良く、継続や再度依頼してもらえるかもしれません。
まとめ
フリーランスが直接契約を結ぶのは、収入面や信頼関係においてメリットが大きいです。
しかしトラブルに発展しないよう契約書の作成、営業のための時間確保等の準備も必要になってきます。
慌てることがないように事前の準備をしっかりしておきましょう。
直接契約する際は、記事を参考にしてみてください。
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