個人事業主やフリーランスとして、営業代行を営んでいる人が増えています。
「具体的にどうやって営業代行の案件を獲得できるのか」「どのような報酬が得られるのか」
などその実態を知らない人も多いかと思います。
そこで今回は、実際の仕事内容や報酬形態・案件獲得方法について解説していきます！
ぜひ参考にしてください！
フリーランスの営業代行とは？
営業代行とは・・・企業から依頼を受けて、外注で営業活動の仕事をすること。
企業が売上を伸ばすためには、営業活動が必要不可欠です。
自社で営業職を抱える企業がほとんどでしたが、最近では、営業活動を外注する企業も増えてきました。
個人事業主やフリーランスとして、営業代行を仕事にすることができるということです。
営業代行のサービス内容は？
営業代行といっても、その業務は多岐にわたります。
営業代行の主な業務を下記に説明します。
顧客の新規開拓
営業代行は独自のルートや人脈などを持っていることが多いです。
そのため企業からは、自社の営業職とは異なった地域や分野の顧客獲得が期待されます。
ルートセールスの代行
顧客の新規獲得ではなく、既存顧客との関係を継続・強化するためにルートセールスを営業代行に依頼する企業も多くあります。
テレアポ代行
実際に現地へ足を運んで営業することを考えがちですが、営業代行では電話を使ったテレアポも有効な営業活動です。
商談代行
商談代行は、顧客との接触から契約締結までの一連のプロセスを管理し、最終的には企業の売上向上に寄与することです。
これには、
- 市場調査
- リードの生成
- プレゼンテーションの作成
- 商談のスケジューリング
- 契約の交渉
などといった様々な営業スキルが必要です。
営業代行の個人事業主・フリーランスの平均年収は？
営業代行の個人事業主・フリーランスの平均年収は、300〜500万円程度と言われています。
営業職の正社員の平均年収は、20代、30代で300〜500万円程度となっているため、個人事業主・フリーランスの平均年収も同等であると考えられます。
しかし、会社に所属しない個人事業主・フリーランスであるため、自分の腕次第では1,000万円を超える年収になることもあります。
報酬形態について
報酬形態には「固定報酬型」「成果報酬型」「複合型報酬」の3つがあります。
契約の際には、報酬形態をしっかりと確認ましょう！
固定報酬型
固定報酬型は、給料のように毎月、固定で報酬が払われる形態のことです。
成果に問わず報酬は固定なので、安心して業務を請け負うことができます。
相場感は、依頼内容や市場状況、自身のスキルレベルや経験などにより大きく変動します。
一般的には月額20万円から40万円程度が相場と言われています。
上記はあくまで目安であり、具体的な価格は各案件や依頼者との交渉によって決まります。
成果報酬型
固定報酬型は、成果に応じて支払われる報酬額が変動する形態のことです。
営業成績が良ければ、高い報酬を稼ぐことができます。
相場感は、業界や案件の規模、成果の定義などにより大きく変動します。
一般的には、成果物の価値に対するパーセンテージとして設定されます。
例えば・・・ある商品を販売した場合、売上の5～20％程度が報酬として設定されることが多いです。
アポイントメントの取得のみの場合、1件あたり1万円〜3万円で設定されていることが多いです。
成果報酬型の仕事をする際は、成果の定義や計測方法、報酬の算出方法などはしっかりと明確にしておくことが重要です。
曖昧にしてしまうと、後々トラブルに繋がる可能性もありますので注意が必要です！
複合型報酬
複合型報酬は、固定報酬型と成果報酬型を組み合わせです。
成果にかかわらず固定部分の報酬は受け取れるため、安心して仕事ができます。
更に、営業成績が良ければ高い報酬を稼ぐこともできます。
相場感は、業界や業種、具体的な取引内容により大きく変動しますが、一般的には固定報酬が月額10万円〜30万円、成功報酬が成果金額の5％〜20％程度が目安とされています。
営業代行フリーランスのスキルや経験、クライアントとの交渉力により変わるため、自身の価値を正確に評価し、適切な報酬を設定することが重要です。
営業代行フリーランスが案件を獲得する方法
営業代行フリーランスとして活動する上で、案件獲得は最も重要な課題の一つです。
常に市場の動向を把握し、自分のスキルを磨き続けることが重要です。
下記に営業代行案件の獲得方法について解説していきます！
マッチングプラットフォームを活用する
案件獲得の一つの手段としてマッチングプラットフォームの活用が挙げられます。
企業とフリーランスの間で仕事をマッチングするオンラインサービスのこと。
多岐にわたる業界や職種の案件が掲載されているため、自身のスキルや経験に合った仕事を見つけやすいです。
また、プラットフォームが信用性を担保してくれるため、新規クライアントとの取引でも安心でしょう。
営業代行関連の求人募集に応募する
- 企業が直接フリーランスの営業代行の求人を掲載に応募
- フリーランス専門の求人サイトで応募
などで求人を見つけることができます。
また、求人に応募する際には自身のスキルと求人内容がマッチしているか確認しましょう。
例えば・・・BtoB営業の経験が豊富であれば、同じくBtoB営業の案件を探しましょう。
自分の得意とする業界、商品、サービスなども考慮に入れるとよりマッチした案件に出会えます。
営業代行事業を展開している企業に営業する
営業代行業界は現在急速に成長しています。
しかし、獲得した案件数に対して採用が追いついていない会社も多いです。
そのため、営業代行の案件を多く抱えている営業代行会社に対して、営業フリーランスとして自身の価値を売り込むことができれば、営業代行案件の獲得に繋げられるでしょう。
過去勤務実績のある企業から営業代行案件を貰う
過去に勤務していた企業から発注を受けるのは、信頼関係が築かれているため、新規開拓よりも比較的容易に案件を獲得できます。
直接連絡を取ってみると良いでしょう。
- 自身がフリーランスとして活動していること
- どのようなサービスを提供できるのか
- 企業が抱える問題を解決するソリューションを提案
などを具体的に伝えるのが有効的です。
最後に
フリーランスとしての営業代行の仕事内容や報酬形態・案件獲得方法について解説してきました。
フリーランスの営業代行に興味のある方は、ぜひ参考にしてください！
「独学でスキルをつけるのは難しそう…」
「1人で副業フリーランスを始めるのは不安」
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