リモートワークやフリーランスが増えたことで、ワーケーションという働き方が広まっています。
観光地やリゾート地で仕事ができるなんて、うらやましいですよね。
ワーケーションはメリットが大きいですが、デメリットもあります。
今回はフリーランスがワーケーションをするメリットとデメリット、使える補助金について紹介します。
ワーケーションのメリット
ワーケーションは仕事も休みも同時にとれる、だれもが憧れる働き方です。
観光地やリゾート地で仕事ができると、自分だけでなく家族にとってもメリットは大きくなりますよ。
まずは、フリーランスがワーケーションをするメリットについて解説します。
仕事も家族の時間も充実できる
家ではなくリゾート地や観光地で仕事をするため、家族と一緒に行けば仕事も家族時間も充実できます。
仕事がネット環境さえあればできるなら、どこに行っても取り組めるため家族と相談して予定を立てれば、仕事時間も休日も確保できますよ。
「仕事だから旅行に行けない」と子どもに悲しい思いをさせずに済みますし、自分が仕事をしている間もほかの家族は休みを充実させられます。
ワーケーションをすれば、家族全員が満足する1日を過ごせるようになりますよ。
常にリフレッシュしながら効率的に仕事ができる
行きたい旅行先で仕事ができるため、普段と違う環境や雰囲気によって頭がスッキリしやすく、仕事もはかどりますよ。
観光地や温泉地なら仕事で疲れたときに散策や温泉に入るなど、仕事を終了した時点から旅行に切り替えられます。
反対に旅行を終了した時点ですぐに仕事ができるため、常にリフレッシュを簡単にできるのがうれしいポイント。
リゾート地なら景色のよい場所で仕事をすれば、深呼吸するだけでも気持ちが切り替えられるでしょう。
頭のスッキリした状態が増えれば、仕事もいつもより効率的に進められますよ。
ゆったり過ごせて心もスッキリする
家で毎日作業するよりも、いつもとは違う環境で仕事に取り組むことで、非日常感を味わうことで刺激になります。
家にいると慣れた場所で刺激もなく人と話すことも減ってしまいますが、観光地やリゾート地に行くと出会った人と話したり、地元の人と話せるかもしれません。
地域によって人柄も方言も違うと言いますし、新鮮な体験にもなるでしょう。
また、ホテルや旅館に泊まる場合には家事をしなくてよいため、その分の時間や労力を自分の時間や家族のためにも使えますよ。
時間に余裕が生まれると心のゆとりにつながり、メンタル不調も起こしにくくなります。
長期滞在できじっくり観光できる
フリーランスは自分で仕事も休みも調整できるため、会社員のように長期休暇申請をしなくても、長く休みがとれます。
例えば、1週間観光地に行きいつもは週休2日で働いていたとしても、滞在中だけ毎日午前は仕事をして午後は観光を楽しむという日程も可能です。
長期滞在すれば旅行の予定を詰め込まなくても、体を休めつつ旅行できるので最後まで楽しく過ごせるでしょう。
時間にゆとりもあるため、じっくり観光できれば短期旅行では気づかなかったお店や商品に気づけるかもしれません。
それだけゆっくり休んでも、仕事もできているので納期に間に合うか、仕事が溜まっていないか心配する必要もありませんよ。
ピーク時期を避けて旅行ができる
フリーランスはいつでも自分で休みを決めて仕事ができるため、旅行ピーク時を避けて旅行できます。
ピーク時を避けて旅行すると旅費が安く済みますし、観光地の込み合いもなくスムーズに過ごせますよ。
旅行シーズンに人気の観光地に行くと、食事やレジャー施設などで並んだり、人数制限で入れなかったりする可能性も。
仕事の息抜きが思ったほどできないかもしれません。
旅行シーズン以外の時期を楽しめるのも、仕事をしつつ休みもとれるワーケーションならではです。
ワーケーションのデメリット
ワーケーションはよいことだらけに聞こえるかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。
デメリットによっては、ワーケーションに不向きで、仕事と休暇を分けたほうがよい人もいるかもしれません。
次に、フリーランスがワーケーションをするデメリットについて解説します。
仕事と休みの切り替えができない
ワーケーションは仕事と休みが同時に取れる働き方ですが、そのためにオンとオフの切り替えがうまくいかない場合もあります。
リフレッシュできて仕事に集中し出すと、休みの時間が減ってしまうかも。
反対に旅行を楽しみ、仕事のやる気スイッチがなかなか入らないと、作業もダラダラしてしまい、思ったほど進まない可能性があります。
また、パソコンが目につくと仕事が気になり、旅行を楽しめないこともあるため、時間を決めたり、目標を決めたりしておきましょう。
ネット環境がないとできない
ワーケーションをする人の多くは、パソコンでの作業になると思います。
最近はホテルやカフェなど、どこでもWi-Fiが使えるようになりましたが、通信環境は必ずしもよいとは限りません。
通信環境が悪いとスムーズに作業が進まず、計画通りに進まないことやイライラしてしまうかも。
セキュリティがしっかりしているかも確認しておかなければ、クライアントとトラブルのもとにもなります。
安全で安定したネット環境が確保できるか、確認しておくと安心です。
ワーケーションに向かない人もいる
普段と違う環境では仕事がはかどらないタイプの人は、ワーケーションには不向きです。
旅行先では気になるものが目につきやすくリフレッシュになりますが、目移りばかりして作業が進まないタイプであれば休みと仕事は分けたほうがよいでしょう。
子どもが小さい場合には旅行先で熱を出してしまったり、慣れない環境に泣いてしまったり、計画通りにいかないこともあります。
イレギュラーに対して対応しつつ、再度仕事と休みの計画を修正できればよいですが、計画修正が苦手だと仕事が貯まることに。
また、企業案件を引き受けている場合、企業によってはセキュリティの都合上、自宅以外での作業ができないこともあります。
自分は旅行先で仕事ができるタイプか、考えてからワーケーションはしましょうね。
お金がかかる
ワーケーションをするためには、旅費や滞在費、観光地での娯楽費が必要になるため、お金がかかります。
もしも、ワーケーションをして仕事が進まず、その月の仕事量が減ってしまうと、収入も減るため、出費が大きな家計の負担に。
お金を考慮すると、なかなかワーケーションに踏みれないという人も多いと思います。
自治体によっては補助制度もあるため、一度行ってみたい地域の制度を調べてみてくださいね。
補助金制度
北海道や広島、鹿児島などのいくつかの地域ではワーケーションに対して、補助金制度を準備しています。
宿泊日数や利用者数などの条件がありますが、利用すれば1人あたり数千円から高いところで30万円まで補助してもらえますよ。
この補助金制度は地域活性化を目的としているため、その街の魅力を深く知れたり、移住先として下見ができたりします。
PR活動が条件の場合もありますが、新しい仕事として挑戦すると新たな分野を開拓できるかもしれません。
補助金があればお金の悩みも解決し、ワーケーションに取り組みやすくなるので、行ってみたい自治体がないか探してみてくださいね。
まとめ
ワーケーションは休みを楽しみながら仕事ができるため、家族との時間を大切にしたり、リフレッシュしたりできます。
しかし、オンオフの切り替えがうまくできないときや通信環境が悪いと、作業が進まず、旅行後焦ることに。
自分はワーケーションに合うタイプか考え、家族とのお休みを大事に過ごしてくださいね。
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