フリーランスになり、働き方や場所が自由になったものの、自宅での作業がほとんどという人が多いのではないでしょうか。
また、事務所を借りるべきなのか悩んでいる人もいると思います。
フリーランスが増えていることやリモートワークができるようになったことで、自宅以外で作業できる場所は増えているのですよ。
今回は、フリーランスにおすすめの仕事場と事務所を借りるメリット・デメリットについて紹介します。
フリーランスのほとんどは自宅が作業場
フリーランスの7割以上は、自宅で作業しているという調査報告があります。
自宅以外の場所で働くと、レンタル料や食事代など何かしらのお金が発生してしまいますよね。
1回に払う料金が低かったとしても、それが積み重なっていくとひと月の出費も大きくなってしまうでしょう。
自宅で働けば出費がないため、節約になります。
また、出勤が必要ないと通勤時間がなくなるため、時間の余裕ができます。
特に女性は家事や育児で作業できる時間が限られているため、通勤時間分が自由に使えると助かりますよ。
子どもがいるとイレギュラーなことが起きやすいですが、就業時間を気にしなくても良いので、慌てずに済みます。
自宅であれば仕事をしながら好きなときに家事ができるので、心の余裕にもつながるでしょう。
しかし、仕事場とプライベートが同じ空間のため、オンとオフがうまく切り替えられない場合もあるため、注意が必要です。
フリーランスにおすすめの仕事場
自宅で作業しているフリーランスがほとんどですが、たまには違うところでリフレッシュするのもおすすめです。
フリーランスが自宅以外で作業する場合、どのような場所があるのでしょうか。
最近はフリーランスに向けてさまざまなスペースが用意されているので、ひとつずつ詳しく紹介していきますね。
コワーキングスペース
コワーキングスペースは近年、広がっている作業スペースであり、フリーランスにおすすめの仕事場です。
オープンスペースのテーブルでほかの利用者と一緒に作業するような作りが多く、他者と交流しやすいという特徴があります。
コミュニケーションがとりやすいことで、新しいビジネスや仕事の相談ができるような仕組みになっています。
利用料金はかかりますが、300円/時や月額5,000円からなど、安いプラン設定のところもありますよ。
ドリンクを無料で飲めるところもあり、場所によってはカフェやファミレスを利用するよりも安く使える場合も。
交流できるのが利点ですが、ときにはまわりの雑音が気になったり、セキュリティに不安を感じたりすることもあるかもしれません。
人の少ないテーブルや利用時間を考慮すると、ゆったり作業しやすくなるので、環境を見ながら利用場所を決めるとよいですよ。
シェアオフィス
シェアオフィスはコワーキングスペースと似ていますが、交流を目的としていない点が違います。
交流目的ではないので、フリースペース以外にも会議室や個室など、作業場所が分かれているところも。
個室で作業すると交流はありませんが、黙々と作業に打ち込めるため、作業がはかどりやすいですよ。
コワーキングスペース同様、周りの音が気になるという人は個室利用できるシェアオフィスを探すとよいでしょう。
コワーキングスペースと比べると利用料金は高く、月額プランが多いため、料金を抑えたいときには不向き。
しかし、個室やフリースペースなど使える場所も多く、作業に合わせて場所も変えたいときにはシェアオフィスのほうがおすすめです。
図書館
図書館はどこの地域にもあり、学生時代から利用している人もいるのではないでしょうか。
だれでも無料でできるので、気軽に行きやすいのが特徴です。
また、わからないことがあれば図書館で調べることもできるため、本でリサーチもできますよ。
最近はコンセントを用意しているところやいくつか作業スペースを設置しているところもあるようです。
反対にパソコンの利用を禁止している図書館もあるため、作業する場合には規則を確認してから利用するようにしましょう。
カフェ
カフェは種類が多く、自分の気に入った空間で気持ち良く作業ができます。
フリーランスになったらやってみたいこととして、カフェでの作業に憧れている人もいるのではないでしょうか。
同じように作業している人が多いカフェもあれば、静かに作業できるところもあります。
パソコンができるようフリーWi-Fiやコンセントを準備しているところもあるため、作業しやすい環境が整ったカフェを探してみるのもよいでしょう。
気持ちよく作業しやすいカフェですが、食事代や飲み物代がかかり、毎回利用すると出費がかさみます。
食事しながら作業できますが、利用料がかかるため、気分転換に利用していくとよいですよ。
企業に在中
企業によっては社内や指定場所での作業が決まりの仕事もあります。
特にIT関連の仕事は作業環境に加え、情報漏洩の観点から社内での作業と決まっている場合もあり、自由に働く場所を選べません。
社内となると会社員と同様に出勤が必要になるため、通勤時間も発生します。
プライベートと仕事を分けたほうが切り替わり、仕事がはかどる人は企業在中の仕事はおすすめです。
また、企業在中により保育園に入園しやすい場合もあるため、自分の状況に合わせて企業在中の仕事を受けるとよいでしょう。
フリーランスは事務所が必要?
自宅で作業できるフリーランスですが、作業場所として事務所は持っていたほうがよいのでしょうか。
事務所の準備が必要となると、仕事以外にもやることが増えてしまい大変かもしれませんが、メリットもあります。
最後にフリーランスが事務所をもつメリットとデメリットについて紹介します。
事務所のメリット
事務所があると住居と作業スペースがわけられるため、ON/OFFを切り替えやすくなります。
同じ空間ですると、だらだら仕事をすることや頭から仕事が離れないときもありますし、子どもが小さいと作業場を触ってしまうこともあるでしょう。
スペースも限られるため、書籍や書類、機器を整理することも難しくなります。
事務所があれば、作業スペースが確保できるうえに周りの目もなく、情報漏洩の防止にも。
仕事の情報だけでなく、自分の住所をクライアントに教える際も自宅を教えずに済むので、個人情報保護にもなります。
また、共同作業が多い人や打合せの回数が多いときには、事務所があれば場所に悩まずに済みますよ。
事務所のデメリット
事務所を借りると、さまざまなお金がかかるため、仕事が軌道にのっていないときは大きな出費が痛いかもしれません。
借りる際に敷金・礼金などの初期費用が必要になりますし、その後も光熱費や家賃などのランニングコストもかかります。
ソファやテーブル、棚といった部屋のコーディネートに必要なものもあるため、事務所を借りるとなると、お金がかかるのがデメリット。
また、家事と同時進行で作業も進めていきたい人にとっては、事務所と家を分けるのは働きにくい環境になる可能性もあります。
お金はかかりますが、事務所をかりることはメリットも大きいので、自分に合ったタイミングや働く場所を考え、検討してみてください。
まとめ
フリーランスになると自由に働けるため、作業場の選択肢が増えます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の働き方や生活スタイルに合わせて選ぶとよいですよ。
作業場を固定しなくても、はかどらないときにどこで作業するか決めておけば、煮詰まらずに作業も進むでしょう。
いくつか試しながら、ベストな仕事場を見つけてくださいね。
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