近年、フリーランスとして案件を獲得するためや企業のマーケティング施策としてSNSマーケティングが注目されています。
このSNSマーケティングやWEBマーケティングなどを行うフリーランスマーケターですが
フリーランスマーケターという名前は聞くものの、実際にはどんな職なのかわからないという人もいると思います。
そこでこの記事では
・フリーランスマーケターの仕事内容
・フリーランスマーケターになる方法
・実際に案件を獲得する方法
などについて紹介しています。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
フリーランスマーケターとは
そもそもマーケターとは、マーケティング活動を行っている人を指します。
マーケティングを簡単に説明すると、
・商品やブランドの認知を高める
・新規の顧客を得る
などの目的のため、市場調査や広告・宣伝など商品・サービスを効果的に消費者へ届けるための総合的な仕組みづくりを行うことです。
フリーランスマーケターの種類
フリーランスマーケターとひとくくりにしていますが、実はフリーランスマーケターにはいくつかの種類があります。
SNSマーケター
SNSマーケターは、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどSNSを使ったマーケティングを行います。
冒頭でも少し触れましたが、最近ではSNSマーケティングを取り入れる企業も増えており、非常に需要が高まっています。
WEBマーケター
WEBマーケターは自社ホームページやインターネット広告、SNSやEメールなどといったWEB媒体を使い、商品やサービスの認知度アップ・顧客の獲得を目指します。
マーケティングリサーチャー
マーケティングリサーチャーは市場調査(リサーチ)を主とし、
インタビューやアンケート、統計調査などを元にユーザーの消費傾向や分析を行います。
フリーランスマーケターの仕事内容
実際のフリーランスマーケターの仕事内容を見てみましょう。
リサーチ業務
インタビュー調査やアンケート調査などさまざまな市場調査を行い、その調査で得た情報のデータ分析や統計分析を行います。
企画・開発
リサーチ業務でまとめたデータをもとに、商品の開発・改良を行います。
・効果的な宣伝方法や広告の企画
・販促の計画
・開発部門と円滑なやりとりをするための調整…など
WEBディレクション(クライアントとクリエイターなどの橋渡し)も担うので、コミュニケーション能力も必要な業務です。
広報業務
市場調査のデータ分析をもとに、ターゲットに合わせた効果的なプロモーション戦略を考えます。
最大限の売上を得るための販売戦略を検討・実施する重要な業務です。
デジタルマーケティング
ECサイトやWEBサービス、WEB広告など消費者がオンラインでアクセスすることができる媒体やツールを活用し、マーケティング活動を行います。
マーケティング活動において技術力やデジタルを得意とする人のことをデジタルマーケターと呼びます。
事業管理
マーケターとしての知識や経験が豊富な場合、事業管理の業務を任せられることもあります。
既存事業の強化や、新規事業の立ち上げなど、組織を統括する側の業務です。
マーケティングコンサルタント
フリーランスマーケターの中には、マーケティングの知識・経験を活かしコンサルタントを行う仕事もあります。
企業やクライアントのさまざまな課題を探し出し、改善策を提案・サポートする重要な仕事です。
フリーランスマーケターになるには
フリーランスマーケターになるためには
・分野に特化した専門知識・実務経験
・情報収集能力
・データ分析力
・コミュニケーション能力
・コンサルティング能力
・柔軟な発想力
などが求められます。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
①特化した専門知識・実務経験
企業やクライアントは、即戦力になるマーケティングのプロを求めています。
そのため、求める分野に特化した専門知識やマーケターとしての実務経験を持っているほうが有利です。
②情報収集能力
マーケティングにおいて重要なのは情報です。特に数ある中の情報から必要な情報を取捨選択する能力や、必要な情報を分析し課題や解決するための戦略を立てる能力は必須です。
③コミュニケーション能力
マーケティングはチームで動くことが多く、人と人との橋渡しや物事を円滑に進めるための役割も担うので、必然的にコミュニケーション能力が必要です。
また、マーケティング施策を打ち出す際のプレゼンテーションや交渉などを行うこともあります。
④リーダーシップやマネジメント能力
コミュニケーション能力に似ていますが、リーダーシップやマネジメント能力もフリーランスマーケターになるためには必要です。
マーケティング活動を行うためには開発や広報、営業などさまざまな部署のメンバーとの連携が欠かせません。
⑤柔軟な発想力
リサーチ・分析したデータからいくつもの戦略パターンや改善策を見つけるマーケティング業務だからこそ、柔軟な発想力や仮説を導く能力が必要です。
突拍子もない施策を立てるということではなく、データに基づいた仮説に沿って施策を立てテストを行い、着実に成果に繋げる力です。
案件を獲得するための方法
フリーランスマーケターが案件を獲得するためにはいくつかの方法があります。
①クラウドソーシングサイトの活用
クラウドソーシングとは、業務委託先を探している企業や個人のクライアントと、仕事を探しているフリーランスなどの不特定多数のワーカーを繋ぐサイトです。
さまざまな業種や業態の案件が募集されており、自分のスキルや経験に応じた案件を選び、応募することができます。
未経験者や初心者でも応募しやすい案件も数多くあるため、実績を積み上げたい場合に利用すると良いでしょう。
クライアントに対してわかりやすく、尚且つ魅力的な自己紹介やスキルのアピールをすると案件を獲得しやすくなります。
②知人の紹介
意外と知人からの紹介で案件を獲得する人も多いです。会社員時代の上司や同期、同じフリーランスマーケターとして活動している仲間、プライベートの知人など、さまざまなところから案件が舞い込む可能性があります。
なかなか案件に応募しても採用されないという人は、まずは知人からの紹介で実績を築き、新しい案件に挑戦してみてはいかがでしょうか。
③SNSの利用
最近では、SNSを経由して仕事の依頼が来ることもあります。
常日頃から自分の実績やスキル、ポートフォリオを載せることでクライアントの目に留まり、声を掛けてもらえるかもしれません。
また、自分がどのようなスキルを持っているのか・どの分野の案件を求めているかなどをわかりやすく発信すると良いでしょう。
まとめ
フリーランスマーケターになるためにはリサーチ能力や情報分析だけではなく、専門的な知識やコミュニケーション能力などのさまざまな能力が必要です。
フリーランスマーケターに興味のある方は、まずは自身でSNSを使って情報を発信するところから始めてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。