在宅ワークは家で仕事ができるため、通勤時間が省けたり、自分のペースで進められたりするなどのメリットがあります。
一方で、在宅ワークは気が散る要素が多く、「家だと集中できない…」という人もいるのではないでしょうか?
この記事では、在宅ワークでも集中して作業効率をアップするコツをご紹介します。
より効率よく仕事を進められるように、この記事を参考にしてみてくださいね。
在宅ワークに悩みを抱える人は84.3%!集中できないという理由が半数以上
株式会社ビズヒッツが行った2020年の調査によると、リモートワーク(本記事では在宅ワークと同義とします)に悩みを抱える人は全体の84.3%、その中でも集中できないという理由が57.6%と半数以上を占めています。
参考:リモートワークで困っていることランキング!男女961人アンケート調査/株式会社ビズヒッツ
この調査から、多くの人が在宅ワークに集中できないと感じていることがわかります。
快適に在宅ワークするための対策に対する回答数は961(複数回答)と、多くの人が集中するために対策しています。
在宅ワークに集中し効率よく仕事をするためにも、自分の悩みを適切に解決することが重要です。
在宅ワークはなぜ集中できないのか?
在宅ワークはふだん生活している家で仕事をするため、集中できない要素が多くあります。
家で仕事をするうえで、集中できないおもな理由をご紹介します。
オンオフの切り替えが難しい
ふだん生活している家で仕事をする在宅ワークは、オンオフの切り替えが難しく、集中しにくい傾向にあります。
切り替えが難しいと感じる例は下記です。
- 家族がいて集中できない
- 家のものが目について気になる
- 家事が気になる
- 近隣の音が気になる
- スマホを見てしまう
オンオフを切り替え集中して作業するためにも、在宅ワークに適切な環境を整備しましょう。
緊張感がなくなりやすい
職場のように周囲の目がなく緊張感がなくなるため、集中力が切れやすくなります。
職場の場合は、周囲の状況やがんばりをその場で感じられるため、モチベーションにつながっているという人は多いでしょう。
一方で、家では周囲の刺激がないため、集中力が低下しやすいと考えられます。
生活習慣が不規則になる
通勤時間がない分、夜更かししたり、勤務時間ギリギリに起きたりと不規則な生活が集中力の低下につながることがあります。
不規則な生活は体調不良につながるため、集中力の低下を招く可能性があります。
集中して業務に取り組むためには、規則的な生活を意識しましょう。
在宅ワークの作業効率をアップするコツ6選
作業環境や生活習慣などが原因で、集中力が低下しやすい在宅ワーク。
ここからは集中力の低下を防ぎ、在宅ワークの作業効率をアップさせるコツをご紹介します。
定期的にリフレッシュする
定期的に休憩時間を設定したり、作業の切れ目にリフレッシュする習慣をつけましょう。
おすすめのリフレッシュの方法は下記です。
- 好きな飲み物や食べ物をとる
- ストレッチや運動をする
- 散歩する
- 作業場所から離れて休憩する
- 外の空気を取り入れる
スマートフォンなどはなるべく見ずに、作業場所から離れてリフレッシュするとより効果的です。
自分にあったリフレッシュ法で気持ちを切り替えて、作業に集中できるようにしましょう。
作業環境を整える
在宅ワークに集中できるように作業環境を整えて、効率よく作業しましょう。
おすすめの作業環境の整えかたは下記です。
- 気が散るものを目に入らないようにする
- BGMをかける
- デスクや椅子を作業しやすいものにする
- 職場の環境にできるだけ近づける
- 個室で作業する
自分に適した心地よい作業環境を整えて、集中して作業効率をアップできるようにしましょう。
1日のスケジュールを決める
1日のスケジュールを決め、それに沿って行動しましょう。
在宅ワークは孤独になりがちなので、オンライン上の作業仲間を作って、SNSやコミュニティなどで作業の開始と終わりを宣言するのもおすすめ。
スケジュールにあわせて規則正しく行動することで、メリハリがついて仕事へ向かう意識も高まります。
積極的にコミュニケーションをとる
SNSやコミュニティなどを活用しコミュニケーションを取りながら作業することで、周囲の目を意識して作業できます。
普段からコミュニケーションを取る仲間ができると、がんばりに背中を押されてモチベーションも高まります。
周囲の目がなく集中できない人は、オンラインで積極的にコミュニケーションをとりましょう。
タスクを細分化する
タスクを細分化し何を優先してやるべきなのかを明確にすることで、効率的に作業に取り組みやすくなります。
また、細かいタスクが完了するごとに達成感も得られるため、モチベーションアップにもつながり、次のタスクへの集中力にもつながります。
タスクの細分化の例をあげると、「Web記事のライティング」という大きなタスクではなく、「リサーチ」「構成」「執筆」「推敲」といった細かいタスクに分けます。
そこからさらに「○○のリサーチ」など細かくわけるとさらに取り組みやすくなります。
業務内容の見直しにもつながるため、ぜひ試してみてください。
ポモドーロテクニックを使う
作業ごとに休憩をいれることで集中力を持続する「ポモドーロテクニック」は、集中力と作業効率のアップに有効な方法です。
ポモドーロテクニックの手順は下記です。
- タスクを細かく書き出す
- 1タスク25分×休憩5分を4セット行う
- 4セット目終了後に休憩15~30分とる
ポモドーロテクニックを実行するうえでの補足は下記です。
- 1タスクあたりの作業時間が25分を超える場合は、その作業が完了するまでの時間で一区切りしても問題なし
- 25分間の間に他のタスクが発生したときは、メモして後から確認できるようにする
- 休憩時間には、業務から離れてリフレッシュする
タスクが完了したらチェックをいれる
時間を決めて1タスクに集中して取り組むことで、そのほかのタスクに気が散ることなく、効率よく作業を進められます。
YouTubeには自然音などのポモドーロタイマーの動画もあり、集中して作業するのにおすすめ。
東京大学の池谷裕二教授の論文によると、集中力に関与しているとされている脳波のガンマ波を、学習中の中学生で測定したところ、40分を境に急激な降下がみられました。
このことから池谷教授は、集中力は40分程度しか持続しないのではないかという見解を示しています。
参考:集中力の維持と長期的な学習効果につながる方法/朝日新聞
細切れの休憩を入れながら短時間で集中して作業に取り組む「ポモドーロテクニック」は、人間が集中できる時間からみても有効な方法といえます。
タスクの洗い出しや所要時間の見直しもできるため、ぜひ試してみてください。
まとめ
在宅ワークは家で仕事ができるため、通勤時間が省けたり、自分のペースで進められたりするなどのメリットがあります。
一方で、在宅ワークは気が散る要素が多く、集中できないと感じている人が半分以上を占めているという調査結果もあります。
集中できない理由としては、職場とは違って気が散りやすい環境や、生活習慣の変化があげられます。
集中して作業効率をアップさせるためには、下記がおすすめです。
- 定期的にリフレッシュする
- 作業環境を整える
- 1日のスケジュールを決める
- 積極的にコミュニケーションをとる
- タスクを細分化する
- ポモドーロテクニックを使う
この記事を参考に在宅ワークの環境でも集中力をアップさせることで、効率よく作業を進めましょう。
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