「フリーランスとして活動を始めたけど、銀行口座は新しく開設するべきだろうか?」
「事業用の口座を開設する際に、見ておくポイントはなんだろうか?」
上記のような疑問を持っているフリーランスの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、フリーランスにオススメの事業用口座の最適な選び方を解説していきます!
ぜひ参考にしてください!
銀行選び|ネット銀行
ネット銀行開設のメリットは、手数料の安さと利便性でしょう。
しかし、補助金や助成金の受け取り口座に指定できないケースが多いのが難点と言えます。
また、ネット銀行に抵抗感を持つ企業もまだまだ多いです。
ネット銀行 比較表
銀行 | 口座開設手数料 | 振込手数料 | 特徴 |
楽天銀行 | 無料 | 同行間:0円 他行宛:一律145円 |
・楽天市場のポイントが+1倍 ・対応ATMが多い ・各種手数料が無料(回数制限あり) |
住信SBIネット銀行 | 無料 | 同行間:0円
他行宛: |
・個人事業主の屋号つき口座の開設不可 ・会計ソフトとの連携も充実 |
paypay銀行 | 無料 | 同行間:0円 他行宛:145円 |
・振込予約・WEB総振サービスなどの振込処理が便利。 ・PayPay銀行が発行するVisaデビットを持てる。 |
GMOあおぞらネット銀行 | 無料 | 同行間:0円 他行宛:145円 |
・GMOポイント/Pontaポイントが貯まる。 ・個人事業主用口座なら2つのバーチャル口座を持てる。 |
銀行選び|メガバンク
メガバンクは全国に支店やATMがあり、どこでもお金の引き出しや振込ができるので安心感があるでしょう。
また、クライアントと同じ銀行を使えば振込手数料が安くなる場合があります。
メガバンク比較表
銀行 | 口座開設手数料 | 振込手数料 |
三菱UFJ銀行 | 無料 | 同行間:0円
他行宛て: |
三井住友銀行 | 無料 | 同行間:0円
他行宛て: |
みずほ銀行 | 無料 | 同行間:0円
他行宛て: |
フリーランスが銀行を選ぶ際に注目したいポイント
次に、フリーランスが事業用口座を開設する際に、注目するべき点について解説していきます!
1. 屋号つきで開設できるか
フリーランスですと、屋号のみでの口座開設はほぼ不可能です。
基本的に「屋号+名前」での開設になります。
屋号つきの口座の方が、圧倒的に信用度が高いです。
屋号つきで口座を開設できるかどうかは大きなポイントです!
2. 手数料の確認
振込手数料がいくらで設定されているかも重要なチェック項目です。
- 同行・他行間の手数料
- 月間の手数料無料の回数
を確認していきましょう。
3. ポイントとの連携の可否
- 入出金などの取引でポイントが加算
- 口座と連動するデビットカードでの買い物でポイントが貯まる
上記でポイントを貯められれば、貯まったポイントで経費にできない買い物に使用できるでしょう!
フリーランスの事業用口座の開設は信用金庫がおすすめ
次に、フリーランスの事業用口座の開設は信用金庫がおすすめな理由を解説していきます。
担当者が付きやすい
信用金庫は500万円程度の預金があれば担当者が付く場合があり、1,000万円程度の預金があればお得意様扱いを受けることができる傾向が強いと言われています。
担当者が付くと、下記の事態に相談ができて安心です。
- 資金繰りの相談
- 税務の相談
- 融資の申し込み
- 事業計画の相談
日々の入金で信用が貯まる
信用金庫はフリーランスでも日々の入金や取引で信用が貯まります。
そのため、事業拡大時には融資の申し込みがスムーズに行えるでしょう。
銀行と比較して金利が高めなので、検討が必要でしょう。
銀行と比較して金利が高めといっても、事業計画策定や困った時の相談サポートの代金と考えれば安いとも考えられます。
また営利を目的とした銀行によくある強引な貸し剥がしのリスクもほとんど心配ないため安心して利用できます。
ビジネスマッチングサービスをしてくれる可能性が高い
信用金庫の中には、ビジネスマッチングを積極的に行っているところもあります。
信用金庫は地域密着型の金融機関であり、地元のネットワークが豊富です。
信用金庫に事業用口座を開設すると、あなたのスキルやニーズにマッチしたビジネスパートナーを紹介してもらえることがあります。
フリーランス・個人事業主でも口座開設しやすい
信用金庫は地域の小規模事業者を対象としています。そのため、フリーランスでも口座の開設が比較的容易です。
フリーランスでも金利・振込手数料を優遇してもらえる可能性がある
取引実績・信用を積み重ねるていくと、フリーランスでも金利・振込手数料を優遇してもらえる可能性があります。
信用銀行を使用するデメリット
システム的な利便性が大手銀行と比較して劣っているため、
- 振込や残高照会などの操作が煩雑で使いにくい
- 信用金庫のATMの設置台数が少ないため、出先での現金引き出しがしづらい
上記のようなデメリットもありますが、
- 信用金庫の事業用口座は報酬の入金口座として利用する
- 一定額をネット銀行など他の銀行口座にも入れておく
などである程度解消できるでしょう。
事業用口座を新たに開設すべき理由
フリーランスとして独立・起業する際には、プライベート口座とは別に新たに事業用口座の開設をするのがオススメです。
事業用口座を新たに開設するべき理由について解説していきます。
クライアントや顧客からの信用度が増すから
個人名義の口座と屋号つきの口座を比べると、屋号つきの口座の方が、はるかにクライアントや顧客からの信用度が高くなります。
また、一般客からの振込先として個人名義の口座を指定すると、「会社名じゃなくて個人名なの?」と不安にさせてしまうことも考えられます。
会計処理が簡単になるから
収入・支出がプライベートとビジネスで混在してしまうと、会計処理の際に仕訳けをしなければなりません。
ビジネスの収支だけを事業用口座に集めれば、ビジネスで使用した収支だけを集計できます!
手数料の節約につながるから
振込手数料は、積もっていくとバカにできない金額になります。
取引先のメインバンクと同じ銀行の口座を指定することで同行取引になるので、手数料の節約に繋がります。
メガバンクなどを利用すれば、取引先との手数料が無料になることも多いでしょう。
また、ネット銀行なら事務コストが安いので手数料も安く設定されていますので、ご自身の事業スタイルにあわせて検討すると良いでしょう。
最後に
フリーランスの事業用口座開設における選び方のポイントについて解説してきました。
ぜひこの記事を参考にして、開設口座を検討してみてください!
「独学でスキルをつけるのは難しそう…」
「1人で副業フリーランスを始めるのは不安」
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