「フリーランスって実際どれくらい稼げるんだろう?」
「フリーランスとして活動を始めたけど、どうしたら収入が上がるだろう?」
なんて悩みを抱えているフリーランスの方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はフリーランスの実態と年収アップのコツについて解説していきます!
ぜひ参考にしてください!
フリーランスの現状
まず、フリーランスの現状について解説していきます。
内閣府が出したフリーランスに関する調査レポートによると、
341万人のフリーランスがいると言う結果が出ています。
2019年における日本の労働人口は6724万人であるため、全体の約2%がフリーランスであることが分かります。
専業フリーランスの年収は平均350万である
あるメディアの報告によると、日本の専業フリーランスの平均年収は350万円とのこと。
一方、平成28年度の正規給与取得者の一人当たりの年間平均給与は480万円です。
フリーランスの年収と会社勤めの年収にこれほどの差があると、フリーランスになることは夢がないように思われるかもしれません。
会社勤めであれば平均で週に2回休みがあり、有給休暇もありますが、フリーランスは、働かない限り収入はありません。
様々な働き方をしているフリーランスがおり、それぞれの働き方のフリーランスの平均年収は下記のとおりです。
- 副業系フリーランスの平均年収 63万円
- 複業系フリーランスの平均年収 116万円
- 自由業系フリーランスの平均年収 182万円
- 自営業系独立フリーランスの平均年収 358万円
その中でもフリーランスを本業としている自由業系フリーランスの年収の割合は・・・
- 10万円未満が26%
- 10~50万円が19%
- 50~200万円が21%
- 200万円以上が20%
- 400万円以上が14%
フリーランスを本業としている方の年収割合を見ても、200万円以上の年収が34%と半数以下である事が分かります。
ここまでを見ると、フリーランスの年収はあまり高くないと思われるかもしれません。
しかし、フリーランスとして十分に稼ぎ、活躍している方がいるのも事実です。
次に、フリーランスとして年収をアップさせるコツについて解説していきます!
フリーランスが年収を上げるためにできる7つのこと
①稼げる業界・職種にシフトしてみる
年収の上限は業界と職種の組み合わせである程度決まってしまいます。
より多く稼ぐことを目指すなら、思い切って稼げる業界・職種にシフトしてみるのも手でしょう。
職種は変わらないとしても、働く業界をずらしてみることもできます。
例えば・・・
サービス業のシステム構築を多く受注しているエンジニアなら、
金融業界の案件に手を伸ばしてみる など
【年収が高い業界】
- 金融
- 保険
- 総合商社
- IT・通信
- メディカル
- 不動産
- 建設
- メーカー
- メディア・広告
- 教育
②売上を意識して働く
売上を意識して働くことは、中長期的にみて年収アップにつながります。
フリーランスの働き方として、クライアントと結んだ契約内容を淡々と遂行して納品することもできます。
しかし、それでは売上を意識して働いているとは言えません!
売上を意識して働くなら、下記のことができるでしょう。
- 「クライアントが求めているものはなんだろう」
「クライアントにとってどんなことが助けになるだろうか」と考えて工夫してみる - +αの提供
- 有益な提案を述べる
そうすれば、結果としてクライアントからの評価が高まり、「高単価でも契約したいフリーランス」や「+αで仕事をお願いしたくなるフリーランス」になれるでしょう。
そうなれば、売上がどんどんアップします。
③単価交渉する
単価交渉に成功すれば、年収が上がります。
自分から単価について切り出すことをためらうフリーランスが多いのも事実です。
しかし、「勇気を出して切り出したら、意外なほどあっさりとOKしてもらえた」などを経験をしているフリーランスも少なくないのです。
ただ単に「もっと上げてください」とだけ交渉しても成功はしません!
- これまでの信頼関係
- 取り組んできたプロジェクトの量や質
- 身につけているスキル
などを材料に交渉すると成功しやすくなります。
④クライアントを入れ替える
場合によっては、クライアントの入れ替えを検討できます。
フリーランスは雇用されているわけではないので、「誰とどの程度働くか」自分で決めることができます。
もちろん一度契約を結んだなら履行すべきですが、契約の更新有無・次のプロジェクトを引き受けるかは自分で選べます。
- 明らかに不利な条件で契約を結ぼうとしてくるクライアント
- 単価交渉に応じてくれないクライアント
- 契約内容以外のものを求めてくるクライアント
などについては、定期的に見直すことをおすすめします。
より良い条件を提示してくれるクライアントがあるなら、そちらにシフトすることで年収を上げることができます。
⑤スキルアップを目指す
仕事の単価を上げるためには、スキルアップが欠かせません。
- スキルが上がっている
- より専門性のある希少なスキルを身につけている
スキルが高ければ高いほど、新規クライアントとより良い条件で契約を結ぶことが可能になります。
⑥人格を磨く
クライアントが評価するのは仕事内容だけではありません。
人柄も重要なポイントになります。
「この人とずっと仕事をしたい」と思わせる人格を身に着けていれば、結果として仕事が安定し、良い報酬をもらい続けることができるでしょう。
- 信頼できること
- 約束を守ること
- 嘘をついたりごまかしたりしないこと
- 対応が爽やかなこと
- コミュニケーション能力が高いこと
- 相手のためを思って提案してくれること
などができているか、改めて見直してみると良いでしょう。
⑦転職エージェントと積極的に関わる
せっかく年収アップの機会があっても、それらの情報を入手できなければ意味がありません。
年収アップにつながる情報に通じておくためにも、転職エージェントと積極的に関わっておきましょう。
フリーランスの案件を得意としている転職エージェントもありますので、活用しましょう!
最後に
今回は、フリーランスの実態と収入をアップさせるコツについて解説してきました。
フリーランスとしての収入をアップさせるには自分のスキルアップが不可欠であることが分かったかと思います!
フリーランスとしてスキルアップして、年収アップも目指してみませんか?